根津にある弥生美術館の特別展「ニッポン制服百年史」を見てきました。
私は女子学生の制服がとにかく好きで、女に生まれてなかったら変態おじさんになってたかもしれません。
中学生のとき、分厚い高校案内の制服紹介コーナーを食い入るように見てました。
ここでは100年にわたる制服の歴史を紹介!
明治の清楚な制服から、実際の高校制服を着たリカちゃん人形コレクションや「GALS!」の原画の展示などなかなか盛りだくさんでした。
お客さんは女性が8割でして、美術館ですがアラサー女性同士がお話に花を咲かせており比較的賑やかな展覧会でした。
「プリクラ交換って何の意義があったんだろうね・・」みたいな。
(私が思うに特に意義は無いけど、可愛い子のプリクラ持ってるだけで満たされるとかそんなんじゃないですか?)
もってけ!セーラー服!
個人的に悲しくなったのは、セーラー服が減少傾向にあるとのこと。
私もセーラー族でした。
ちなみに私の制服も同エリアの学校と共にちょこっとイラストで紹介されてましたが「都内にしては地味な子が多い」と評されてました。ええ、まあ。他の高校は「ごきげんよう」を挨拶で言っちゃうおハイソ一貫校ですしね。
うちはミニスカでメイクする子、よくいましたね。
私も内向的だったこともあり、せめてもの自己主張がメイクでした。
お昼休みに友達とまつげにマスカラ塗り塗りチークぽんぽん。
ひじき食べた後に目の上にひじき再生産です。
(セーラーといえば滝野川女子学園のセーラー撤廃に悲ったものです・・。)
今の子は制服で自己主張しない?
私は放課後セブンティーンのえみちぃや奈々ちゃんの真似でイーストボーイで買ったリボンをセーラーに付けていました。
そして極めつけはルーズソックス。
コミュ障なので装飾するしかありません。
その服装でジャニヲタ活動をするのも楽しかったです。
プリクラ撮って「さとしくんLOVE」とかね。
現在高校で働いていて思うのは、みんなスカートを折らないんですね。
そしてメイクをしない。色付きリップぐらいかな。
私は私学特有の厳しい校則で禁じられても3年間欠かさずメイクをしてました。
注意してくれた先生ごめんなさい。
マジョマジョのグロスをべったり付けるもんだから、風にスカーフが吹かれるとぺたっと口に付いてました。
あとは卒業式後、「茶髪に制服」に憧れて染髪して部活に行きました。
うーん、制服の利を色々活かしてたなぁ。
ただ今時の子も制服でタピオカを飲みに行って自撮りしたり、何やなんや「制服でおしゃれ」感覚は持ってると思います。
竹久夢二美術館が愛にあふれていた
弥生美術館のチケットで竹久夢二美術館も鑑賞できます。
こちらは先ほどとは打って変わって静か。
美人絵の数々。化粧品では引き出せない本来の女性の美しさ。
メイクは薄い方がよい・・と勝手に学んでしまいました。
そして、絵に描く程恋焦がれる経験。昇華ですね。
夢二さんの女好きぶりも驚きですが(パートナーとは別の女性と旅行に行ったり)
その恋の名言を見ると「うん、仕方ないかな、愛されたくなるよね」と思ってしまう。
恋って美しいだけじゃないからせめて言葉で彩らせて欲しい。
印象的だったのは、「話したいというわけではない、ただ逢うだけに逢いたい」というような言葉。
なわけで、港区でブイブイするより文京区でひたすら静かに逢瀬したいむらんぬでした。