マツコの特番が私の心に刺さりまくりでした。
番組名は「教師役の陣内孝則が推定家賃70万の一軒家でひとり暮らしをしていた時代…とマツコ」と長い。
ちなみに陣内さんは出てきません。
ひたすらバブル期の文化が紹介されていて、物心ついたときから「不景気」だの「銀行破たん」だの「社員は悪くありません」だの聞かされて育った昭和末期生まれには逆に新鮮でした。
イケイケヒューヒューなスキーブーム
出たホイチョイ!
「私をスキーに連れてって」の原田知世が可愛い・・。
それに影響された、週末夜にバスツアーへ行く若者の風景・・。
私が信じられなかったのは、乾燥してるのに?深夜バス車内なのに??ばっちり化粧する女性、気合の入れようが違います。
「すっぴんで化粧水ミスト噴射してヴァセリンでリップケアしてマスクして寝ろ!!保湿!!」と言いたくなります。
ザウスは懐かしいですね。ディズニーへ行く京葉線内であのそびえ立つ建物を見る度に「もうすぐ舞浜か・・」とワクワクしたものです。
懐深きタレントショップの世界
原宿に乱立したのはタピオカ・・ではなくタレントショップ。
タピオカドリンクは何となくわかるじゃないですか、小顔効果があって。
でも当時お店を持ったのはケント・ギルバートとか、クワマンとかも。いささかお渋めではないでしょうか・・。JKに刺さったのでしょうか。
また、マーシーやたけしも紹介されてました。
どんなグッズがあったのでしょう。想像ですが、マグカップとかでしょうか。
たけしだから「コマネチ!」とか「ダンカンバカやろう!」の文字入りでしょうか。想像です。
憧れとアイデンティティがあった服飾文化
DCブランドについても紹介されていました。
今みたいにネット通販なんて無いから、どのブランドを手に入れるかで周りと差をつける。服に対して熱気がありましたね。
今はGUやユニクロの台頭でいかに安く、キレイめに見せるかがポイントですが、バブル期は着る方も作る方も服へのプライドや思い入れが熱かったのかなと思います。
そして、20代くらいの女性がヒールやボディコンで大人っぽく見せていましたね。
今はナチュラルなのが流行りです。
どちらに甲乙があるわけではありませんが、
「背伸び」「憧れ」があるからこそ経済も勢いづいていたのだと思います。
そして、この番組で一番笑ったのはかの北方謙三先生の名言です。
「○○へ行け!」ではありません。
「殴れ」です。寛容な時代ですね。