映画の日ということでTOHOシネマズは1000円。追加料金を払って久々に揺れる座席で映画鑑賞しました。観たのはアナ雪2です。
作品は面白かったです。色んな意味で。
前作アナ雪が「ありのーままで」でスイーツOLやら幼女やら取り込んだと思ったら、今回の二作目は笑えるシーンを盛り込んだ、冒険活劇要素が強いような気がしました。
六本木という土地柄、カップルが多かったですが今回は大人の男性も楽しめるでしょう。
前作は「この人と結婚するのお姉ちゃん!」という、出会って1時間弱(推定)で婚約からの、「これでいいの~」と国投げ出して雪山に閉じこもっちゃうお姉ちゃんからの、何かよくわからないけどドレスのまま「あたしが悪かったんだよね~?」と山で探し回る妹・・ちょっと待てこれ両親、旅してて自分たちがいなくなること考えなかったん?機能不全家庭に国全体巻き込まれる話やんけ?オラフいなかったら国崩壊してたぞ?まぁでも気にしたら負けだ、いやーアレンデールも平和になったし、アナも真実の愛を見つけられてよかったね☆レリゴー☆という展開でしたが、
今回はまた王国に何かがあるけど、姉妹with野郎トリオの布陣でちゃんとカタをつけようとする至極全うなストーリーです。
※ネタバレはしませんが、未見の方は鑑賞後に読むといいかも!
サービスがすごい!揺れるMX4D
ただMX4Dで観ると揺れます。前回揺れる座席で観たのは「シン・ゴジラ」なのですがアナ雪はそれ以上に大盤振る舞いしてくれます。
冒頭の、姉妹の幼少期にベッドでゴロゴロ~なハートフルシーンでもご丁寧にウィンウィンなるし、
エルサがディズニーヒロイン史上最強無双ぶり(モアナ、ムーランあたりすら超えたスキル)を見せてくるハードボイルドシーンがふんだんなのでとにかく揺れます。
とはいえ、揺れのピークは予告の「ルパン三世」な気がしましたが。
オラフが前作以上にイカれていた
諸事情によりオラフの声優が交代しましたが、正解だと思う。何故ならほぼオラフが「アレ、まさかキ○てる?」というテンションだったからです。T氏が演じていたらリアル・・
前作でのオラフって、ちょっとおバカだけど仲間のために命をかけられる憎めないキャラだと思うのですが、
今回は「一人で喋って一人で笑う」「みんなが危ない想いして苦しんでるのに一人ハイテンションで楽しんでる」「見てる人おいてけぼりで一人で延々寸劇披露(しかも悲しいシーンまで笑いに変える)」「雑学を延々としゃべる」「友達の元彼事情を今彼の前でイジる」「ヒロインが美声を披露してるのを邪魔してデカい声で歌う」と結構トチ狂ったキャラに進化してます。
エンドロール終わりにも彼のシーンがありますが、何か新興宗教の布教みたいなものを感じました。
(このシーンで大爆笑している男性がいました、わかります)
とはいえ、オラフの愛が深いキャラは健在だしこの物語のキーパーソンなのは間違いありません。
しかも急に本質をついてくるから怖い。
実家にあるオラフのでかいぬいぐるみ(親戚にもらった)は引き続き愛でたいと思います。
クリストフ、キャラ設定どうした?(ついでにスヴェンも)
前作のクリストフはアナに恋はしてるけど、無骨な山男らしくそこまでストレートではなかったような気がします。
が、今回はアナにプロポーズしようかナーバスになっちゃうあたふたぶりを見せてます。
巷の男女よろしく会話が噛み合わなくて行き違いが度々起きてるし。
挙げ句の果てに、クリストフが一時アナのことで落ち込んでしまうシーンがあるのですが
ここでクリストフが急におセンチぶりを歌にしてしまうんです。
おいおい!前作で素直になれなくてトロールにまでそそのかれた君はどこへ行ったんだ!
しかも急に映像が80年代ラブソングPV風となり、延々とクリストフの切ない表情が歌に乗せて流されます。
「我々、最新技術を使って何を見せられてるんだ・・」と揺れる座席の上で何とも言えない気持ちになりました。
(ここで両隣のお客さん笑いをこらえきれない)
そして何と、スヴェンまでも歌い出すポッカーン展開!
お前はカントリーベアシアターのドアの上にいる首だけの奴か!
(ここで私も笑いをこらえきれない)
国の一大事中なのに、トレンディドラマの失恋シーンみたいな軽いノリがぶっ込まれます。
・・そんなわけで終始笑いが起きていたアナ雪2。
映像技術も素晴らしいですが、ユーモアを前作以上にぶっこんでくる、技術だけに甘んじない製作陣の姿勢に感銘を受けました!
やはり姉妹の前作以上のタフさがシビれますね!
あと私としてはオーケンがバンバン出てくるのが嬉しいです。主要キャラの横で踊ってたけど、山小屋ビジネスどうしたんだろう。