記憶にございます

ひたすら日常の記録を取ることにしました。裏道を通りたがる私。いつかタモリ倶楽部に出演したい。

浜崎あゆみのライブ映像が公開されていて19年ぶりに虜になった

21世紀初頭ギャルの象徴、それは紛れもなく浜崎あゆみかと思います。

 

私はギャルのギもない人間でしたが中学生のときに浜崎あゆみにどハマリしておりまして。

学校から直帰してお部屋で膝小僧抱えてあゆの曲を聴いていたものです。

TU-KAのパンフの表紙をちぎって部屋に飾ったりもしたなぁ。

 

この頃、アラサー世代のあなたのクラスには「こういう女子はコレにハマる」という方程式があったかと思います。

イケてる系ではなく、まぁまぁ上手くまとまってる系女子はモー娘。に熱くなる、

どこにも属さない自己完結系女子はすっぽり椎名林檎にハマる、

(そしてメールで「此処に」とか書いてきちゃう)

というのがありがちなパターンだったかに見えます。

 

そこから大分変化球ではありますが、キラキラしたあゆのファンとなりました。

モー娘。も好きだったけど)

 

というのも当時ヒットを飛ばした名盤、Dutyとか、A BESTとかを聴いてみると、歌詞が負、負、とにかく負。

 

例えば「確かにひとつの時代が終わるのをこの目で見たよ〜」がサビに来るDuty、

あゆがピンクのチューリップハットを被って可愛く「その後はただ静かに散っていくから〜」と歌うPVが印象的だった、Vogue(絶望三部作の皮切りがこれだった)、

「もうすぐで夏が来るよ〜〜〜〜あなた無しの〜」って締めくくっちゃう三部作の二作目、Far away、

「今日がとても〜楽しく〜て〜明日もきっと〜楽しく〜て〜そんな時もあったねと〜〜」と楽しい日々を一段落した中年かのように述懐しちゃう三部作のフィナーレSEASONS・・・、

 

えっと、人気絶頂で闇どころか全身発光してて光しか無いはずのカリスマあゆがこんなフレーズを書いて歌っちゃうんですよ。

それが「私なんて一人ぼっち、誰もわかってくれない」ってすねてて、コンポとお友達だった私に響きました。

 

あと当時何かの評論で見ましたが、この歌詞の暗さが意外とギャルの共感を得たようです。

そうか、ギャルも実は暗い子たちなんだな・・。漆黒なのはマスカラをひじきみたいに塗ったまつげだけではなかったんだなぁ。

(まぁあの人たち彼氏にふられてすぐ「ぁ+ニ∪病むー」って魔法のiらんどに書いちゃうくらいだからな。)

 

 あとはあゆのビジュアルもフランス人形みたいで、女子の憧れでしたよね。

それに影響されたギャルたちがまつ毛上げてボリュームマスカラ塗ってたね。

今どきギャルと違ってカラコンもつけまつげも加工アプリも無い時代のギャルは頑張っていました。

 

そんなあゆを「やっぱかっこいい!この人プロだ!」と見直したのは最近。

Youtubeのエイベチャンネルが新型肺炎で在宅時間が長い人を支援するためにアーティストのライブ映像を公開しているのです。南青山方面に合掌しかない。

 

特に今日見たら涙が出るのはこのライブではないかな。

www.youtube.com

 

震災を受けて全面作り直し、今みたいにエンターテイメントが縮小されがちだった時期のライブだそうです。

最後にあゆ、泣いてるんですよ。号泣。

(泣いてもめちゃくちゃ可愛い)

 

恐らくあゆってタフっぽく見えるけど感受性がとても豊かで、周りをよく見てパフォーマンスしている人なんだろうなというのがひしひしと伝わります。

何たって、伴奏者やダンサーの方々がみんな活き活きしていて「プロと仕事をしている!」という楽しそうな気概が伝わってきます。

 

このライブでは途中、「Bold&Delicious」に合わせた観客参加コーナーがあって、ダンサーの方がおふざけしててあゆが楽しそうにツッコんでいる。

ずーっとあゆの横でギターを弾いているよっちゃんもパフォーマンスには無くてもならない人ですね。

(元ジャニーズってどのくらいの人が知ってるのかな・・)

きっと、よっちゃんは演奏のみならずあゆにとって支えでもあるんでしょう。

そんなわけで一座のメンバーも個性が光ります。

(ダンサーが良い体してるのよ。)

 

しかも、衣装もセットもゴージャスです。

最近の日本のライブでここまでキラキラキラキラしている演出はなかなか無いでしょうね。

どのあゆも美しくて、可愛くて、たまらないです。

デコルテキラキラ・・・。

また、「A」のあのマークが所々に見られることで、最近の人気芸能人にはあまり見られない、「ここはあゆの縄張りだぜ!」という圧倒的世界観が作り出されています。


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↑これね、たまに車の後ろに貼ってる人いるよね。チームayuの証らしいよ。

 

そして何より魅了されるのはそのあゆの小さな体から満ちあふれるタフさです。

私はジャニーズのライブばかり行っている身ですので、女性一人で大きな箱を熱狂させるってものすっごくパワーが要るんだろうなと思ってしまいます。

ライブ中、あゆはずーーーーっと全力で歌っているのです。

ライブという空間を心から大切にしているだろうから、目配せ気配りも大変なはず。

 

そんなあゆがファンは大好きなんだろうなというのが時折映るお客さんの顔に表れています。圧倒的に女性多いです。

きっとあゆと共に年を重ね、日々をあゆと会うために乗り切っているのでしょう。

 

是非、PCで熱狂しましょう!みなさん!