記憶にございます

ひたすら日常の記録を取ることにしました。裏道を通りたがる私。いつかタモリ倶楽部に出演したい。

神様はバリにいる、2度観ても面白かったしナオト・インティライミがティラってる

頭が疲れたなぁ〜〜と思った仕事終わり。

アマプラでコンビニで買ったお弁当とやっすいサンガリアのチューハイ片手に面白い作品はないかと探したところ・・

 

これが目に入りました。


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公開当時、映画館で鑑賞した映画でして、何だか晴れやかな気持ちで映画館を後にしたことを覚えています。

 

内容は「バリの大富豪アニキが教える人生哲学」という「THE自己啓発ムービー」で、ストーリーもありきたり。なんせ、「人生に失望した女性がひょんなことからバリでお金持ちに出会い、だんだん前向きになって行く・・・。途中困難はあれど持ち前のパワーで切り抜けていく・・」と、特に捻りはありません。

 

そこは出演者・堤真一尾野真千子玉木宏の力でわざとらしさが緩和されて、終始笑える作品に仕上がっています。

なんたって、この3人だったら余裕で「骨太サスペンス」を作っても問題なくイケそうなのにあえて軽いタッチの映画によくぞこれだけの日本映画界屈指のキャストを揃えたなぁ〜と感心しました。

そして、堤さんの関西弁が軽快!

 

一言で言うとこの映画は「特効薬」。

ハッキリ言って「アニキ」は一見胡散臭いのですが、彼の言動や実行すること、私が今まで見てきた財を成す人に共通しているのです。

「困ったら笑え!」とか「他人の幸せを求める!」とか。

そういえば、底抜けに明るい人が何故か苦を帳消しにしているのなんて何度も見ましたし、幸せって循環するんですよね。

 

つまり、これは一見「大富豪の稼ぎ方」に見えて実は「幸せになる方法」を学べる映画だと思います。

みんながみんな、アニキのようにたくさんお金を稼げるとは限らないけども、幸せって気づき次第で、豊かになるのって意外に小難しくない。

 

劇中アニキがどのような事業をしているのかは詳しくは触れてませんが、そこは深く考えずに「あ、確かにそうかも!」って答え合わせをするには丁度良い映画だと思います。

なんたって私はよくドライな人やすぐ批判する人を見ると「こういう人に負けたくない!・・てか私ってヘラヘラ平和バカなのかしら、人のこと大事にするって難しいのかな・・」と身構えてしまうのですが「そうだ、辛気臭い顔やクヨクヨしてるのって一銭にもならないぞ!

ご機嫌って結局自分のためになるぞ!」

と、なんだか肩の荷が下りた気がしました。

 

また割と私は「関わった子供を幸せにしたい」と思っているのでアニキの生き様に拍手をしたい気分でした。

 

やっぱり楽しそうにしてると人は集まって来るし、結局人のつながりが自分の資本になっていく。

それを可視化するのが「お金」ってことなのだと思います。

結局お金は天下の回り物なのでしょう。

アニキはお金を稼ぐけども、お金をよく使うしね!

 

そしてこの映画で超大事なのはナオト・インティライミです。(こっからこの記事本編)いや、この映画のナオトさんで1記事にした方が良いくらい。

 

ナオトさんは劇中で「超絶空気読めないハッピー男」を演じるのですが、これナオトさんめちゃくちゃ様になってるし、オファーした人はナオトさんをよくわかっている。

 

普段の歌手モードなナオトさんは元旅人だからか?底抜け太陽ハッピーオーラを出していて、一歩間違ったら「SNSにいる、何か文章改行しまくって(!マーク多め)最後に笑顔の集合写真を出してきそう」な人なのですが、まぁそこはメジャー歌手ならではのオーラで一歩も間違えないように保っている。

 

が、この映画では「あ、やっぱりナオトさんってそっちがマッチするよね」って思わせるんですよ。絶妙。

ナオトさん演じる杉田に私は「いるいる、こんな人、なんかバカポジティブで影響されやすくて、プライドも無くて、周り見ていない・・・」なんて引いてたけど、結局最後は・・・こうなって(実際映画観て確認して下さい)・・・・

やっぱりプライドの無い楽しいバカが幸せになれるんだな!だてにナオト・インティライミに演じさせてないぜ!!!とこれまでの杉田の空振りフルスイングぶりを見事に回収してくれます。

インティラってるだけでもこの映画は神作といえよう。

 

上映時間も1時間40分くらいだから気楽に観られます!

そしてバリ島に行きたくなるよ!食べ物おいしそう。