サザエさん症候群は内容が起因してると思う説
明日から新年度ですね。
俗に言う「日曜の夜になると会社がイヤになる」気分を「サザエさん症候群」と呼びますよね。
かつての私の場合は「ノンフィクション」のOP曲で「うぉおぉ~月曜がくるぞぉぉぉ!!」と落ち込んでました。
いやほんとあのメロディと詞、絶妙に心をえぐりませんか?
「生きて~く♪」と言われたって「そんなの分かってるよぉぉぉ!!!」と金切り声を絞って返したくなる。
し!か!も!リフレインするな!!サンサーラってガンダーラのいとこみたいな名前しやがって!
あの曲こそ「暗い日曜日」ってタイトルが合うと思うんですけど。
それはさておき、久々に「サザエさん」を観たんですよ。
そしたら微妙に「もや」っとさせられるお話がちょこちょこありました。
こりゃあ観た人(主に気持ちの優しい、我慢強い人、礼儀正しい人)は「あしたからまた社会の荒波に・・うわああ」と落ち込んじゃうよなと思いました。
今回の三話はこんなんでした。
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一話め・・「アポなしの達人」よく突然磯野家を訪れるノリスケおじさん。
ちゃっかり夕飯(しかもすき焼きとか)に預かってるのですが、みんな「ノリスケおじさんはアポなしの達人だね~!!」と笑ってやり過ごす。
いや、人数分しか作ってないはずだしそれを楽しみにする磯野家の気持ちを考えて欲しいよ?
さてはこっそり磯野家の周りを文字通り嗅ぎ回って今日のおかずをチェックしてたんじゃないだろうな?
こんな人には牛脂で十分だ。
しまいには予約なしで磯野家をイチゴ狩りに連れて行って、農家の人に「赤い宝石を~」とかのたまい、ごり押しで入れてもらう。
全く持って迷惑千万な客だろう。
ただ農家の人も農家の人だ。ノリスケの口車に乗せられむしろ舞い上がる。
このピースフルな価値観に松永久秀よろしく爆発してしまいそうになる。
※すごくどうでもいいけど、イチゴ畑が今流行りの屈まないスタイルのやつでした。
このノリノリノリスケ(紀香みたいだな)のちゃっかりっぷりにサラリーマン各位は人の手柄を横取りする輩を思い出して憂鬱になってしまうのではないでしょうか?
二話め・・「母さんの長話」
これはモヤモヤが軽いお話ですね。
聞き上手なフネさんにワカメちゃんが「お母さんの話は誰が聞くの?」と心配する良い話。
「私にもワカメちゃんみたいな娘がいればなあ~~」と思うお母さんもいるかもしれませんね。
三話め・・「うっかりでガックリ」
これ、中年以上世代にはガリガリガリガリえぐられるんじゃないかという話でした。
波平は物忘れやミスをし、老いを感じる。サザエたちが使い物にならない鍋の話をすると自分のことと勘違いして焦り出す。
しかし、「俺はまだまだイケる!」といわんばかりに張り切る。
子どもが遠くにとばしたサッカーボールを返そうとして蹴ろうとするとすってんころりん。
心配した子どもに「おじさん大丈夫?」と言われる波平、「おじさん?」と大ショック。
他にもカツオの春休みを自分の日曜休みと勘違いするなど中年ウッカリあるあるオンパレード・・
いつもは「ぶわっかもーん」とキレる波平さんが、弱々しくなる様子は涙なしでは見られません。
そんなわけで、国民の微妙なモヤモヤをつつくサザエさん。
私はこの描写の数々がみなさんのブルーマンデーを招いてるような気がしてなりません。
明日から新社会人になる皆さん。
気楽に行きましょう!人はよくあなたのことを見てるけど、ずーっとあなたのことを考えるほど暇じゃないよ。
昼間から飲むアルコールは美味しいぞ!