コロナの影響でCMまで自粛になりAC(公共広告機構)のCMがその穴埋めでバンバン流れています。
そういえば、東日本大震災のときも流れてましたね。ぽぽぽぽーんって。
ってか今どきのACのCMって何か「普通」感がありますよね。
ぽぽぽぽーんって。「みんなのたあ坊」みたいな絵でほのぼのするし。
ちまたのACの乱発に「飽きた」という声、ちょっと待ってくれ。
かつてのACがサウンドロゴ「え〜し〜」だった時代ならそんなこと言ってられないよ!?
※今は「えーしーじゃぱん♪」って軽い感じだね!
ではここで、突然、発狂できるカンタンな方法を☆
はい、ではまず電気をつけていない暗い部屋を用意します!
その中に入りテレビをつけます!
ひたすらACのCMを放送順に流します!
以上!
そう、あなたが怖がりだった場合、昔のAC祭りはメンタルがりっがりのゴリッゴリに削られます。
つまり何が言いたいのかっていうと、昔のACは「無機質・不気味・暗い」の3つどもえだったのです。
夜なのであんまり詳しくは書きたくないのですが例えば、
・消える砂の像
→遠目に映した浜辺にある人形の砂の像2つ(親子みたい)。しばらくそれを映したまま。しかし、急に砂の像が崩れる。
ガムランみたいな不気味なBGMに乗せて・・。
→地球温暖化で砂浜が消えていくことに警鐘を鳴らしたいんでしょうが、いや、怖いよ。最初見たときゾクッとしたよ。
・命は大切だ
→栗山千明さんの顔のどアップがひたすら映され、「命は大切だ・・」とのナレーションが流れる。
良いナレーションなんですけど、栗山さんが微笑んでるのが何とも言えぬ。
(これ、高校のとき親が旅行行ってて家で一人でいるとき、眠れない朝を迎えてテレビつけたらこれでしたからね、吸い込まれそうでした)
あと、911のときもAC祭りでしたね。
あれが結構怖かったです。
・チャイルドマザー
→親になりきれてない親を揶揄したCMなのですが、テレビの前で無表情におしゃぶりをしゃぶる親がなんとも言えない感じで・・。
80~90年代なんて強烈なCMのオンパレード。例を挙げていったらキリがない!
・草なぎくんか、小嶺麗奈麻薬撲滅のCM(イヤなので検索はしない)
→画面いっぱいに広がる「DRAG KILL TEENS」の白文字で終わるやつ。
思い出すだけで怖いけどもこれを流せば良い啓蒙になるのでは・・?
どうやら阪神大震災のときもAC祭りだったようでして。これはあまり記憶が無い。
80年代のACもなかなか鳥肌ものだったようですね。中高生の頃、調べてゾクゾクしました。
は~~ラジオCMも恐怖だったなぁ~~~!!
でも啓蒙CMって「みんなで~しましょう!」なんてかわいい感じより恐怖で煽った方が確実に心を掴めますよね。
かといって苦情が出てもいけないし・・。
うん、何はともあれ昔のACのCMを作った人ってすごいスキルがあるんだろうなぁ・・。
だって下手なホラーよりゾッとさせるのが上手い。
昔の深夜に一人でテレビを観ててACと遭遇した身動きの出来ない恐怖・・。
今みたいにスマホが無いからネット上の誰かとコンタクトを取ることも出来ない。
いつもはにぎやかな家族の居間に自分一人・・。いや世界に一人なんじゃないかと思ってしまう。
いや~今ってそういう視点からしたら良い時代ですね。