記憶にございます

ひたすら日常の記録を取ることにしました。裏道を通りたがる私。いつかタモリ倶楽部に出演したい。

「今夜、ロマンス劇場で」映画館で観なかったのを著しく後悔

Amazonprimeで「今夜、ロマンス劇場で」をビール片手に観たら涙がとにかくあふれたことをここに報告したい。


f:id:n-village:20190807004520j:image

 

私は基本、恋愛映画に「わざとらしいな」「唐突だな」「急に距離詰めすぎ」「寒いな!」という少々・・いや結構なひねくれた見方をするのですが、これはもうひたすら「純愛っていいなぁ・・」とうっとりしっぱなしでした。

 

ノスタルジーあふれる作品なんですけど、これ2018年公開、比較的最近なんですよね。

 

出てくるの善人ばかりだけどムズムズしない

時代は昭和35年(現代パートもあり)。内容は助監督のやや要領悪めな青年健二と映画から出てきた毅然としたお姫様美雪のラブロマンスです。

 

気弱い×気強いカップルってめちゃくちゃありふれた組み合わせですが、これは唯一無二の上質な物語に仕上がってます。

 

出てくるキャラクターもそれぞれ良い味出してます。 

基本主要キャラはみんな良い人です。

それがぱっと見はそう見えないけど、実は優しい・・っていうのがまたニクい。

 

出てくるのは

 

・青年に恋する映画会社社長令嬢、でも結局は・・な優しい女性(ばっさー、棒読みばかりって思っててごめん)

 

・キザな大物俳優、青年に恋のアドバイスをする男気あふれるハンサムガイ(さすがの北村一輝さん)

 

・青年のライバル・・でも良き友(中尾くん)

 

・映画館のがめつそうな支配人、実は・・(いつも邦画で泣かせてくる柄本さん)

 

・現代パートで出てくる一見ダメダメそうな看護師さん(ドロ刑にも出てた石橋杏奈ちゃん)

 

というところです。

中でもハンサムガイの北村さんがめちゃくちゃ突き抜けてて、往年のスターを彷彿とさせます。

しかし爆発にあった後のインタビューシーンとか、歌舞伎役者のシーンとか、笑わせパートも担っています。

豪快な昭和の俳優を演じられるのは北村さんならではですね!

 

ラストがとにかく邦画最高峰レベルで泣かせにかかってる

「あの映画をオマージュしてる?」というクライマックス。

これはもうダメだ・・・・くぅ・・・涙腺を刺激。

すぐベタベタに走る安直な恋愛をしてる人は直ちに悔い改めたくなるのではってレベル。

 

あと、加藤剛さん・・映画ではこれが遺作だったようです。

それを分かっているからこそ更に泣けてしまう。

 

綾瀬はるか様がとにかく美しい

基本「映画から出てきたお姫様」なので綾瀬さんはThe女優ヴィンテージ系ワンピ着用です。

どれも様になってて、「やっぱり女優さんは違うなぁ・・」とため息が出てしまいます。

 

ホタルや藤を見に行くシーン、色とりどりのかき氷。雪の中で走るシーン・・その中で動き回る女優さんって本当に絵になる。

女優さんの美しさって10代、20代、30代・・・とその年齢ごとに目まぐるしく変わりますよね。

だからそのときの美しさは一瞬。それをより鮮明に観るために、やはり私は映画館で観るべきだったと悔やむわけです。

海街Diary」はちゃんと劇場で観られて良かった。

 

私は綾瀬さんがとても好きです!

華やかなファッション雑誌をめくっていて、綾瀬さんが広告に出て来るだけで癒されます。

 

映画界の歴史にも泣ける

これを観て、10年以上前に閉館した地元の映画館に思いを馳せました。

みんなが夢中に映画を観た時代も懐かしいですね。

 

さて、「今夜ロマンス劇場で」、一見頼りないけどとても男気のある坂口健太郎さんにも注目です。

刺激的なシーンとか無いので、年代問わず観やすいと思います!