記憶にございます

ひたすら日常の記録を取ることにしました。裏道を通りたがる私。いつかタモリ倶楽部に出演したい。

何であの日岡村靖幸を知ってしまったんだろう

2014年6月29日土曜日の夜のはなし。 

 

20代のときの6月の夜って、何でこんなに何か起きそうな、胸がざわつく予感がしたんでしょうね。

 

蒸してて、気温が上がり始めてて、体が慣れてないから変な感じ。

それに「これから夏だ~」って思うもんだからほんのり舞い上がってる。

 

この日は台湾人のブロガーの女の子のオフ会があり、帰ってもたまたま家族が遠方に行っていないので思い切って銀座のホテルに泊まることにしました。


f:id:n-village:20190420021435j:image

 

テルモントレ ラ・スールギンザ。当日予約で素泊まり11000円。

土足で過ごす、フランス風の小さなホテルです。

土曜日夜の銀座一丁目は喧噪とは無縁で、ただでさえ静か。そこで自分だけの小部屋ができた気がした。

 

することといえば、テレビを観ること。

何気なく観るテレビもこのときは静寂に耐えうるための、安心するものだった。

 

2時台かな。

フジテレビに変えたら、スーツ姿の超かっこいい人がキレキレの動きで歌ってるの。

当時会社員でスーツなんかたくさん見てるのにスーツってなんて色っぽいんだ、と初めて思ったね。ユーリーカーだよ。

スリムじゃないのが、またエロくてね。

 

それが岡村靖幸を知ったきっかけです。

たまたま久保みねヒャダがスペシャルライブの回で、観客席の久保ミツロウ先生が超超超女女女、女度2000%の表情してるの。私何言ってるかわからないけど察して。

 

当時モテキにはまってたから、何となく岡村ちゃんは分かってたけど、こんなイケない魅力たっぷりの人だったなんて!

当時、えらいもん見つけた~~と思いましたよ。

 

「蒸れた時季×夜中二時×岡村ちゃん」のトリプルコンボですよ。

太刀打ちできるスーパーマッチングコンボなんて「チーズ×明太子×もち」のトッピングしかないですよ。これもなかなかクセになるよね。

 

この日の一曲目は「ビバ☆ナミダ」で、二曲目は「愛はおしゃれじゃない」でした。

 

「ビバ☆ナミダ」はサビの最後が「なみだ、なみだ~~再見♪」ってどこか1990年代っぽい締め方なんだけどこれがなんかかっこいい。

 

「愛はおしゃれじゃない」は「君と同じ口紅をつけたなら~」ってなかなかキテる歌詞なんだけど曲調が軽快なおしゃれポップだから清々しい。

 

この日、先述のブロガーの女の子が飲み物飲んでも落ちない口紅を使ってて、写真撮影タイムにそのメーカーを聞いたら「しゃねる!」って教えてもらってたのです。

なので岡村ちゃんの曲を知った翌朝、銀座三越にシャネルを買いに行きましたよね。

ルージュココ。店員さんに似合う赤を選んでもらった。 


f:id:n-village:20190420024921j:image

 

赤なんだけど、指塗りとかすればオフィスメイクになるし、直塗りで仕事終わりの遊びにもキメて行ける。万能。

 

OL生活に終止符を打つ前日まで使っていました。

あのシャネルのマーク、特別感のある夜へ誘ってくれそうでね、

これを塗って、岡村ちゃんの曲のごとく電話しないで六本木に会いに行く相手が・・

 

できませんでした。

 

そんなわけで11月に岡村ちゃんのライブにも行きましたな。懐かしい。