90年代に何かと話題になった「電波少年」、皆さん覚えてますか?
お笑いコンビ猿岩石(今の子は有吉しか知らないだろうナァ)などがヒッチハイクをして野宿旅をしたり、
大物政治家にアポなし突撃をしたり・・。
公共放送の倫理観が今よりゆるく、「過激を是」とする90年代ならではの番組がありました。
そんな「電波少年」の系譜をほんの少し?受け継ぐような番組が同じ日テレの単発で放送されました。
Sexy Zone、冠番組第4弾でさらに過酷なチャレンジ 番組通じて見えるメンバーの成長 - Real Sound|リアルサウンド
この番組は「○○をすると人生観が変わる!」をコンセプトに、お題に対してメンバーが身体を張り、3日間で人生が変わるかどうかを検証するというもの。同番組はこれまでに特番として3回放送された。約1年ぶりとなる放送を前に、これまでのチャレンジを振り返ってみたい。
「なすび」や「坂本ちゃん」のように密室に幽閉されたSexy Zoneが3日間で無茶ぶりをこなします。
まぁ、なすびのぴよ~んとした顔のどアップよりは(当時、テレビ画面を埋め尽くす顔のインパクトたるや)ジャニーズの青年が苦労してる顔の方が共感を誘うのでしょう。
そんな中、一番のベストオブ壊れは佐藤勝利くんでした。
21日の放送では前回よりも過酷さが増すという。佐藤勝利は、これまで「笑い飯ツッコミ」、「コロッケモノマネ」、「笑点漫才」とお笑いを学んできた。今回の挑戦は2日間で2000個のダジャレを考えるというもの。
「顔面人間国宝」と言われる正統派イケメン勝利くん。あのルックスで生まれたら、「あ、俺!顔いいんで☆日本一の佐藤なんで!佐藤界の金メダルですから!」とか調子に乗っても許されそうなのに、本人の控えめなキャラからか、「特にこれといって普通な人」とされてました。
しかし、最近では生特番で「ハイ!!俺!ジャニーさんに顔だけって言われたんで!!!」発言をしヒロミさんに褒められたり、
そしてラジオではビートルズのドマニアックな知識を披露したりして、どこか王道を外れた王道イケメンなのです。
その彼が、何とダジャレ2000個をひたすら3日間言い続けるというミッションに挑みました。
ちょっと待って、顔、関係なくないですか?
佐藤は佐藤でも佐藤二朗やパンチ佐藤がやっても良さそうじゃないですか????
ひたすら笑顔でカメラに向かって一人でダジャレ!ダジャレ!ダジャレ!!
顔がいいのにダジャレ!!!
途中で助けにやってくるゲストが、村井國夫氏や野口五郎氏というのもニクい演出。
彼らは演劇界や歌謡界の大御所なのに、「ダジャレ」という縛りの空間では、単なるおやじギャグを発する昭和の上司に・・!
そして彼は助っ人がいないときも、ハイな状態でダジャレを発し続け、竹刀持って「剣道(てんどう)よしみ!!!」だの、
釣り竿降って「滝川釣りしてる(クリステル)!!!」だの美男子ぶりが何一つ活かされない極限ぶりを晒しに晒しました。
観ている方は「もう・・私助っ人として呼んでよ・・語彙だけはあるからさ・・・!!!」と両拳を握りしめ唇を噛みしめました。
悔しい~!!ヤシのみ食べられなくて!!
(あ、私もダジャレ脳に・・)
最終的には何と、制限時間ギリギリで2000個ダジャレを達成したのです!!!
そうです。彼は「極限で見せる男の美しさ」というのを身を持って視聴者に教えてくれたのです・・。
一人でのたうち笑いながらダジャレを発した勝利君に拍手!
頭がイカれそうでも君は美しかった!
博士(はくし)課程の方も拍手!!