記憶にございます

ひたすら日常の記録を取ることにしました。裏道を通りたがる私。いつかタモリ倶楽部に出演したい。

ずっとオフィスの存在が疑問だった

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オフィスの機能って変わっていくんでしょうな。

 

そもそもオフィスって要るかな?というのが新卒のときからの疑問でした。

 

最初に入った会社はとんだトチ狂った人事配置をしてきて、なんと私は営業部門に配属されました。

平日9時18時勤務だから、狭いビルのいちフロアに他人とずっと閉じ込められるのです。

「新卒で正社員になった」カードの代わりに懲役刑を課されているのかと思いましたね。

当時を覚えている限りだと黙々と仕事をしている時間も結構長かったと思う。

とはいえ個人プレーではないから、他人のことをちょいちょい気にしていたりして。

 

じっと止まって発想するタイプだった私は、「ぼーっとしていて、人にサボってると思われないかな?」「無駄なことをしていると思われないかな?」と不安で不安で、あっちのファイルを見てこっちのファイルを見て、社内イントラを見て、パワポで資料を作って、「それらしい」仕事をしていた「つもり」。

営業だからお客様に電話なんてするときは「うわああ、絶対周り聞いてんじゃん」とプレッシャーでした。

何故なら周りに会話を聞かれてその都度ダメ出しをされていたから。

 

段々私はきっと「あの新卒は・・」なんて思われているんだろうな、時折優しい言葉を掛けてくれる人は子供を宥める保育士のような気分だろうな、、と卑屈になっていました。

 

ずっと机に縛られている感覚で、「何で同じ場所にいなければいけないんだろう?」って不思議でなりませんでした。

別にカフェに行っても良いし、空いている会議室で仕事してもいいじゃんって。

だから一人で営業に行くのがとても気楽で、お客様相手に結構饒舌になっていたんです。

社外では「人の目」鎖なんて無いから。

 

しかし、「会社員たるもの」机にいるという選択しか考えられなかった私は新しいアイデアなんて出てきやしない。またダメ出しされるんだろうな・・・と段々私の領域のように発想の領域も狭くなっていました。

 

今思えばお給料出ているのにそんな仕事しか出来ないんだったら辞めればいいのにとすら思う笑

 

そんな私は、静かな仕事場で黙々と仕事が出来ればなぁと憧れていた。

一回、小さな企業を訪問したときがあって、マンションの一室で2人で仕事をしていて何だかとても羨ましかった。

 

今の私はある意味理想の働き方が出来ているんじゃないかな。

職員室では授業をして帰るだけだから誰も私のことなんて気にしちゃいない。

拘束が無いからこそ、「あ、こんな資料作ろう」「こんなエクセルデータを作ろう」って発想した通りに仕事をしている。

契約分のお給料が出るのみなので時間の裁量も自由。「今日は一旦帰って家で仕事をしよう」「昼寝して夜に仕事をしよう」とかも可能。

 

同じ時間・場所に縛られる仕事は私にとって、とても仕事ができる環境ではない。

 

という一方でやっぱり

お客様の個人情報とか、契約書とか必要なものはあるからオフィス自体は必要ですけどね。

あとはミーティングはリアルが良いと思う。

何でかっていうと前後のちょっとしたコミュニケーションとか余剰から新しいことが生まれる可能性があるから。

 

コロナをきっかけに「同じ空間にずっと閉じ込められる」社会から多くの悩める人が開放されますように。

同じ理由で学校も苦手でした。

ずっと他人と一緒とか狂気の沙汰としか思えません。

 

放し飼いが生産性を高めるのではないでしょうか。