一人○○フェスティバルはするもんでない
みなさん、「一人○○」どこまで行けますか?
ネットの掲示板など見ると、強者は思った以上にいるもので「一人焼き肉」「一人海外」「一人ディズニー」など、「誰かと楽しむ」のが前提な場所でも一人で平気な女性は結構いらっしゃるようです。
私も割と「思い立ったが吉日」なところがあり、よく単独行動をします。
今日も思い立って、上野である「台湾フェスティバル」に行ってきました。
台湾ごはんが東京で食べられるなんて・・!胸を弾ませひたすらHPを眺めてました。
なんとあの「大腸包小腸」が食べられるのです・・!
それはソーセージをお米で包んだドッグ、つまりロマンがロマンを抱き込んでいる、と言える食べ物です。
しかし、そこは割と「一人で行くのに危険度★★★★」でした。
しっかりその後「確実にぼっちにならないイベントに参加する」というメンタル回復オプションを付けたのでかすり傷程度で済みました。
それでも台湾が好きだから
私は台湾料理が大好きです。
友達から台湾料理食べに行くのに誘われたら二つ返事で行くし、屋台料理食べたさにタイ旅行帰りに一人で台北夜市クリスマスディナーをキメたぐらいです。
目の前に「台湾料理を食べる」「食べない」の選択肢があるとすれば「食べる」を選ばない理由はない。
だから後悔はありません。
悪い予兆はあった
睡眠不足気味で判断能力が低下してました。
上野に行くのにシビックセンター前から、都バスに乗ったはいいものの、「飯田橋」の名を冠した建物が・・!
車内アナウンスも「牛込」・・?
どうやら逆方向の新宿区に向かってしまったようです。
「都02」のバス、他にもあった・・・!
蒸し風呂状態のバス(平均年齢70代ぐらい)に乗ったのになんたる徒労。
175円払ってガマン大会もいいとこです。人生修行てへぺろ~☆ってバカになれば吹っ切れるでしょうか。
急いで降りて正しい方向のバス停に向かいました。
上野御徒町から10分程歩き、何とか30分遅れぐらいで到着。
最初悪いともうグダグダ
18時を回ってしまい、仕事帰りのOLと思しき方々でごった返していました。
(見てくださいこの写真!上野公園に暗雲立ちこめているでしょう!)
しかもお目当ての「大腸包小腸」は売り切れ・・!え、ええぇー!!!と声を上げたくても一人なんで出来ません。
しかし私は抜かりない。
事前に出店ラインナップを調べ、「いかに台湾ぽいか」「日本に出店を出してるとこはNG」「東京にある台湾料理屋なんて以ての外」と第5候補くらいまで絞ってました。
バーエンや蚕餅・・・お店の写真を見るだけでお腹が空いてきます。
しかし、この時点で「お財布に1000円しかない」ことを思い出す。
私は残念ながらお金を借りられる相手もいません。
いや、ここまで来て何だろう・・。
とりあえず上野公園見に来ただけ・・?あんなに何回も来てるのに・・?
どのメニューも軒並み600円超え。となれば800円の炭水化物、つまりご飯ものを摂取し確実に満たされることを選びました。
高雄名物のどんぶりにしたものの・・・?
「何する何する~?」という会話もなく、無表情でひとまずローカルフードである高雄料理屋台に並びました。
丼を待つ最中、呼び込みの女性の「小サイズのごはんです~!」の声。
そうか、小なのか・・・。
確かに。
席は18時過ぎていたのでほぼ満席。しかし、単独行動の醍醐味、「すぐに空いてるひと席に座れる」を享受しました。
これがなかなかドハード修羅の道だった。
丸テーブルに、同僚と思しきグループときゃっきゃうふふの女性二人。
ビールを飲んでひたすら梅雨の晴れ間の夕方を楽しむみなさん。
その隙間でひたすら豚丼をかき込む私。
テンション、オアフ島とシベリアくらい違います。
今日は初夏の汗ばむ天気でしたが、心なしかぴゅーぴゅー風が吹いているようでした。
とてもじゃないけど、机に向かう勇気もなく、体をテーブルの外に向け、ステージのカラオケに毛が生えたような歌唱を見ることでしのぎました。
そしてご飯ものだから、こういうときお米が減らない減らない・・・。
こういうときなので、忍法「仕事帰りの自立したキャリアウーマン(じゃないけど)がサクっとごはん食べにきた風情」の術をかまし、箸をすすめました。
まぁ、一応オフィスカジュアルみたいな格好でしたからね。
なお、肝心の味は「台湾ぽさ」はなかったです。
緑の物体、先日母親が作った高菜と全く同じでした。
そして、多分にんべんのだしじょうゆでも同じ味を再現できます。
自立したキャリアウーマン(設定)なので、完食後、颯爽と去り次の予定へ向かいました。
良いんです。人生常にチャレンジ。
ビールを飲んで仲間と浮かれてる方がほとんどの場所にわざわざ一人で行くのはなかなかの冒険でした。
そもそも木曜日でもこの混雑なので仲間といっても席に困る方が多いかもしれません。
以前上げた、大久保のお店の方の方が味の台湾度合いが強かったし、そもそも本場の台湾に滞在中ほぼ毎日つきあってくれる友達がいるという事実を目をつむって思い浮かべれば、こんな無茶は犯さなかったかもしれません。